【紅型染め】×【陶芸】
2004年頃、私・ヨコイマサシはまだ陶芸の道で進むことを決心していない状態でした。そのような頃に、紅型作家を目指し沖縄へやってきていた女性・縄トモコと出会う。
陶芸に興味を持っていた私は、彼女と出会った事をきっかけに
[陶芸]と[紅型]
を組み合わすことであたらしい作品作りができるのではないかと気づく。
その後、陶芸の道に進むことを決心し、沖縄の伝統工芸の窯元「育陶園」にて勉強をする傍ら、縄トモコと共に紅型陶器の実験を進めていった。偶然、私と縄トモコは、同じようなタイミングで独立することとなったため、本格的に紅型陶器のプロジェクトも進めていくこととなった。
陶器作家:ヨコイマサシ
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紅型作家:縄トモコ
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《紅型陶器》
《紅型陶器》は、一枚一枚手作業でコラボレーションすることで、丁寧に仕上げております。従来は布に対して染色作業をする紅型の制作工程を、陶器の制作工程に組み込むことにより新しい作品の世界を作り出しています。一般的に陶芸に使用されている「転写(紙)」とは全く違う方法にて制作しています。伝統の技法/工程をそのまま活かしたいと考えているので、カップなどの曲面への作業は非常に難しく、結果として平面の作品が中心となります。陶板という最終形態を活用できる作品として、現在は「表札」として利用して頂くケースが一番多く、在庫の作品も表札サイズのモノが中心となります。
2016年、東京ドームでのテーブルウェア・フェスティバル2017への参加決定を受け、本格的に紅型陶器を食器へと展開。現在も継続して食器への展開を広げている。2020年現在、東京ドームでのイベントにも継続的に参加させていただいていて、少しずつ認知していただいています。
さらなる展開
今後は、コラボする紅型陶器作家さんを増やし、より幅の広い柄の展開を考えています
また、紅型陶器の花器や茶碗、抱瓶、角徳利などへも挑戦をしたいですね。
2020年春の段階では、新たに、人気の紅型作家・新垣優香さんと
コラボを展開していくこととなりましたので、今後このオンラインショップでも
ご紹介していけると思っています。
紅型陶器作家・ヨコイマサシ [ 沖縄県在住・名古屋出身]
[略歴]
2008年に独立。 2009年1月に店舗をオープン。
沖縄在住・名古屋出身・武蔵野美術大学卒業
名古屋にて、高校卒業までを過ごす。横浜国立大学の工学部を中退したあと、武蔵野美術大学へ入学。デザインを専攻。卒業後は、大手のプロダクトのデザインを共同開発する会社へ入社。主に携帯電話・カーナビ・ATM等タッチパネル関係の表示部デザインに関わる。 自分自身が関わった仕事をお客様に直接手渡しできない事に違和感を覚え、その違和感が無い「自分に合った仕事」を模索。
そのような中で沖縄にて陶芸に出会う。自分で作り出した作品を直接お客様へ手渡せる仕事は魅力的に感じた。
東京での仕事を辞め、沖縄県那覇市壺屋の伝統工芸壺焼き窯元育陶園にお世話になることに。 その頃、紅型と陶器を組み合わせて制作する作品群「紅型陶器」を考案。修業をする傍ら、自宅にて紅型陶器の制作方法の模索を続ける。 2008年、育陶園から卒業し沖縄県南城市に工房を構える。
※ 近況はフェイスブックページや、BLOG、インスタグラム(#cococo.okinawa)に掲載中。
紅型染め作家・縄トモコ [ 沖縄県在住・鳥取出身]
[略歴]
1981年鳥取県米子市に生まれる。
2003年より沖縄県に移住。金城紅型染工房・普天満紅型工房で紅型を学ぶ。2007年、独立を機に自己ブランド「紅型ナワチョウ」を設立。
以降、他業種とのコラボレーションや、沖縄県内外でのイベントや個展活動を展開中
沖縄の太陽の光は強く、翳もまた深い。そんな風景と心までも布に写しとったような染物・紅型。
手を動かし染めることは祈りにも似ていて、わたしはとても静かな気持ちになります。
伝統を受け継ぎたいという担い手として、自身の表現として、平和への願いを込めて…手を動かし続けたいと思っています。また、わたしが紅型に魅せられたように、沖縄の歴史や文化を知るきっかけになっていただけましたら幸いです。
紅型ナワチョウ 公式HP:
http://bingata-nawachou.com/
[現在、オンラインショップページは製作中です]
公式ホームページもあわせて御覧ください。
http://www.cococo-shop.com